ワンちゃんのこと

避妊・去勢手術は3カ月~

避妊・去勢手術は3カ月~1歳までに

繁殖を考えていらっしゃらないなら、避妊・去勢手術は必須と思ってください。生後3カ月~の手術をおすすめします。避妊・去勢手術は日帰りで行うことができます。避妊・去勢手術をすることで、例えば、オスなら前立腺の病気、メスなら子宮の病気や乳腺の病気などの予防が期待できます。少しでも長く、ペットと暮らしていきたいなら、早めに行動していきましょう。迷っている場合は、ご相談ください。去勢・避妊手術について詳しくお伝えいたします。

病気の予防スケジュールを立てる

ペットショップで購入すると、大体のスケジュールがわかるので、それにしたがって必要な予防注射をします。まずワクチン接種、その後狂犬病予防注射、フィラリア予防です。ペットを知人からもらったような場合は、生まれた月日からスケジュールを立てていきます。

適切な時期に適切な予防

気温や気候に注意しながら、適切な時期に適切な予防をしてあげましょう。春先にはフィラリア、冬まではダニ・ノミ予防などです。
最近ワンちゃんで増えているアレルギーと肥満ワンちゃんは「むやみに」かわいがるのではなく、「きちんと」かわいがってあげてください。家族の一員のワンちゃん、いつまでも元気でいてほしいものですね。だからこそ、欲しがるままに何でも与えていてはワンちゃんの健康にはマイナスです。

ワンちゃんのアレルギー症状って?

よく見られるのは皮膚炎、鼻炎、眼瞼炎症等です。特に多いのは皮膚症状で、痒み、発疹、脱毛、発赤等の症状が見られます。原因は食物である場合、ノミやダニ、ハウスダストの場合などがあり、本当に原因を突き止めたかったら病院でアレルゲン検査をする必要があります。

最近増えている食物アレルギー

小麦、鶏卵、鶏肉、大豆、とうもろこしなどがよくいわれるアレルゲンです。むやみに食べ物を与えないということが大切です。もしもアレルギーがわかったら、アレルギー用ペットフードを!お宅のワンちゃんは大丈夫でしょうか?

  • やたら体をかゆがったり、抜け毛が多くなっていませんか?
  • 下痢や嘔吐はしていませんか?
  • 目の周りや口の周りが赤くなっていませんか?
  • かゆがっていませんか?

このような場合、もしかしたらアレルギー症状かもしれません。

アレルギーのワンちゃんへの治療

薬剤投与(ステロイド剤、抗アレルギー薬など)、インターフェロン、薬浴(薬用シャンプーを使用したシャンプー)、アレルギー用ペットフードの利用など、基本的には人間のアレルギー治療と似た考えに基づいて治療をおこなっています。もちろん程度により治療法は違います。

ワンちゃんのアレルギー治療も根気が大切!

人間のアレルギーがすぐ治らないのと同様、ワンちゃんのアレルギー治療にもある程度の期間が必要です。来院の手間を考えると飼い主さまも大変だと思いますが、かわいい家族のため、一日も早い治癒のため、とにかく気長に通院してください。

早めに気づいてあげたい、ワンちゃんたちの不調

ワンちゃんたちは話せません。だからこそ、飼い主さまが早めに気づいてあげてください。「やたら1カ所だけ舐める」「いつも同じ場所を噛んでいる」そんな様子に気づいたら、早めの来院をおすすめします。

ワンちゃんにも1年に1回、健康診断を

私たち人間が定期的に健康診断をおこなうように、ワンちゃんにも定期的な健康診断を。検尿、検便、血液検査で健康診断をおこないます(5,000円(税別)~)。

予防接種やダニ・ノミ予防も忘れずに

狂犬病予防接種は4月~6月。ノミ、ダニ予防は4月~10月にノミやダニは平均気温が13度あると活動します。近年の温暖化の影響でしょうか、昔よりノミやダニの活動期間が長くなっています。当院では、飲み薬、スポットオンなど数タイプのお薬を準備しています。

フィラリア予防は継続が大切

ワンちゃんのフィラリア症は蚊によってもたらされます。でも、蚊に刺されないようにするのはほぼ不可能です(人間のことを考えればわかりますね)。また、温暖化の影響か、最近は冬でも蚊を見かけることもあります。きちんと予防して大事なワンちゃんをフィラリアから守ってあげましょう。

暑い季節はワンちゃんも熱中症にご用心!

暑い季節はワンちゃんも熱中症にご用心!

ワンちゃんは、体温調節のほとんどを呼吸でおこないます。人間よりも、高温多湿の環境に弱い生き物です。水を十分に飲めない、オシッコを我慢しなければいけない、といった環境では、熱中症のリスクが高くなります。「蒸し暑い車内で買い物の間留守番させる」「閉め切った室内で留守番させる」「暑いさなかに散歩に出かける…」どれも、熱中症にかかりやすい環境です。気をつけていても熱中症の危険のある季節、飼い主さまがその環境をつくらないよう、気をつけてあげてくださいね。

息苦しそう…もしかしたら熱中症かも?

とにかく水分補給をし、体を冷やしてあげてください。その後早めに獣医師の診察を受けてください。見た目は元に戻っても、循環器がダメージを受けていることもあるので、元気になったからと言って安心は禁物です。

ワンちゃんの皮膚病

皮膚病になる原因として

  • 寄生虫などの外部要因
  • 膿皮症などの細菌が増えるケース
  • 体質的な要因、アレルギー

など様々で原因を見つけ、適切な治療を行うことが非常に重要です。診察の短い時間では原因を把握することは極めて困難です。食事の前からかゆいのか、後からかゆいのか。フケはいつから出ているのか、1年通してかゆがっているのかなど、お家でのチェックをしっかりとしていただくことが非常に重要になります。そうして得た情報も踏まえて原因を究明し、治療法を考案していきます。病院に連れていけば治る、という安易な病気でないのが皮膚病のやっかいな所です。飼い主さまの協力が必要不可欠となります。

ステロイドを極力使わない治療を推進しています

どうしてもステロイドを使わなければいけないケースは多くありますが、出来るだけステロイドを使用せずに改善する治療法を多数ご提案させていただきます。薬用のシャンプーを使っていただいたり、外用薬を併用したりと、根本から改善するお手伝いをさせていただきます。

皮膚検査や細かい検査を行う環境はございますので、飼い主さまとご相談しながらどこまで突き詰めて治療をするのか進めていきます。

お宅のワンちゃん、口臭は大丈夫?

ワンちゃんにも歯周病があります。高齢になる前に、一度歯石を除去しましょう。ただし、歯石除去は全身麻酔でおこなうため、高齢になるほどリスクが高くなりますが、当院には歯石除去のためのスケーラーを2台準備しております。そのため、短い時間で歯石除去をおこないますので、最低限の負担で歯石除去をおこないます。スケーラー後の研磨もおまかせください。ワンちゃんが歯周病にかかると、歯ぐきが腫れたり出血したり、重症になると歯が破損したりします。飼い主さまの愛情でワンちゃんを歯周病から守ってあげましょう。

肥満のワンちゃんが増えています

かわいくて、ワンちゃんの欲しがるものを何でも与えていませんか?当院にも肥満のワンちゃんが来院することが多くなっています。肥満は、関節に余分な負担をかけ、心臓や呼吸器にも悪影響、さらには糖尿病の発症を引き起こすなど、ワンちゃんにとっていいことは何一つありません。必要以上にモノを与えてワンちゃんを太らせないように、飼い主さまが気をつけてください。

ワンちゃんのダイエット相談も承ります

ただワンちゃんの体重を減らせばいいわけではありません。筋肉を減らさないように注意しながら健康的にダイエットしなければなりません。また、運動機能の低下が起こらないよう注意も必要です。健康を管理しながらのダイエット、ぜひご相談ください。

腫瘍の手術や入院について

避妊去勢はもちろん、腫瘍などの軟部外科全般。眼科などの細部の手術も対応しております。入院中は24時間の持続点滴をはじめ、深夜などの対応が難しい時間帯でも、ワンちゃんの様子を定期的に見ており、大事なご家族を手厚くサポートさせていただきます。

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