夜間診療についてのお願い
2015年の開業以来、当院では欠かさず夜間の救急診療を続けています。
症状をお聞きした時点で緊急性があるとこちらが判断した場合、また緊急性はなくとも、「受診したい。」と希望される方については、それが例え深夜の2時でも明け方の5時でも、来院を拒んだことはありません。これは、自分たちの体力が続く限り頑張ろう、と夫婦で決めたことです。
ところが最近、時間外の問い合わせの電話が多く困っています。
「ちょっと聞きたいんだけど、うちの犬が人間の薬を飲んじゃったんだけど、平気だよね?」
「ハムスターなんだけど、連れてはいけないから家でできる範囲のことで教えてください。」
「仕事から帰ったらウサギが死んでたんだけど、死因ってわかる?」
こういった非常識な時間帯の問い合わせ電話はだいたい、当院に1度も受診歴のない方からの電話です。愛知県内で実際に夜間救急をされている動物病院のほとんどが注意として掲げているのと同様に、当院でも、夜間の診療相談は行っておりません。聞きたいことがある、という程度なら、いつも行かれている病院へお願いします。私たちは普段の健康状態や、体重すら把握していないので、電話でアドバイスできることはありません。
夜間もやります、といいながら実際は電話をかけてもつながらない所が多いようです。そのため、対応中にまた別の救急が入る、ということも頻繁で、夜間診療が非常に多い現状にあります。スタッフのいる昼間の病院とは違い、深夜は緊急の処置も、オペでも、2人だけでしています。その最中に、単なる問い合わせの電話はとても迷惑です。
救急が重なって、手が足りないために電話を取り損ねる場合もあります。電話中に重なっての電話だと、番号が履歴に残らないので折り返しの電話がこちらからかけられません。当院での救急外来をご希望でしたら、繰り返しお電話を頂きたいと思います。
あくまでも、当院の夜間診療は救急外来です。24時間相談所ではありません。
地域に根差す動物病院として、日頃から当院をかかりつけ医としてご利用いただいている皆さんには、どんな小さな心配事でも、どんな時でも、頼りにしていただければという気持ちで毎日の診療をしています。また、夜間救急対応が不可能になる時は、院内掲示・ホームページ・ライン等で必ず前もって告知しています。